私利私欲を追求する資本主義の豚

合法的に儲かればなんでもいいと思ってる欲豚サラリーマンです.家畜と社畜の二足のわらじ履いてます

「学力」の経済学

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こんにちは、豚まんです。

今日はこんな本を読みました。 

 

 

子供を持つ親であるならば、誰しも教育について一家言もつようになりますよね。ゲームばかりやってると行動が暴力的になるとか、お小遣いで子供が勉強するように釣ってはいけないとか。本書はそのような個人的体験からくる根拠薄弱な経験論を一蹴し、科学的根拠に基づいた教育を論じたものです。これから子供を持つ私にとって必見の書でありました。

・教育投資への収益率は、株や債券などの金融資産への投資などと比べても高いことが、多くの研究で示されている。

・「目の前ににんじん」作戦は、この性質を逆に利用し、子供を今勉強するように仕向け、勉強することを先送りさせないという戦略として有効。

・試験の結果などアウトプットにご褒美を与えるのではなく、本を何冊読んだなどインプットにご褒美を与えるのが効果的。

・まず「勉強のしかた」を勉強することが重要

・むやみやたらに子供を褒めると、実力の伴わないナルシストを育てることになる。

・ほめるなら子供のもともとの能力(=頭のよさ)を褒めるのではなく、努力を称賛すること

・1日に1時間程度のテレビやゲームは、子供の発達に影響しない。2時間を超えると負の影響が大きくなる

・子供が小学校に入学する前の就学前教育(幼児教育)がもっとも収益率が高い

・非認知能力(自制心や社会性、やり抜く力)は、認知能力(IQなど)の形成にも一役買っているだけでなく、将来の年収、学歴や就業形態などの労働市場における成果にも大きく影響することが明らかになってきた。

・自分のもともとの能力は生まれつきのものではなくて、努力によって後天的に伸ばすことができると信じる子供は、やり抜く力が強い。

 

教育に関する議論をするにしても、依って立つ研究結果がなければ「個人的体験」のおしゃべりで終わってしまいます。日本の教育会にこのような考え方が浸透していくことを願います。

ところで「科学的根拠に基づいた〜」と聞くと株式投資をやっている私としてはこの本をどうしても思い出します。

 

 

もう、10年以上の本になりますが、著者のKAPPAさんはお医者さんで、「株式投資の世界においても科学的な検証データをもって臨むべし」というエビデンスをもとにしたバリュー投資を実践されていました。当時の私も非常に感銘を受け、夢中になって読んでおりましたよ!(記載が無駄に難解でわかりづらいところが多く、読んでいて辛いところはありましたが)

んで、教育にせよ株にせよ、統計的なデータをベースとして行動する方針はいいのですが、実際に自分の子供や個別銘柄に直面すると、これはこれでモヤモヤすることが出てくると思うんです。「うちの子を本の主張通りしつけてみても、一向に言うことを聞かない」とか「低PERかつPBRの株を買ってみたけど下方修正の連続で株価が下がる一方だ」とかね。具体的な問題に直面するとやっぱり悩みは尽きなくて、こういう統計的なデータもいつの間にか忘れてどこかに飛んでいっちゃうんじゃないかな〜と。

なので、こういう本は折にふれて何度も読み直し、脳に焼き付けて、自分の行動に結びつけていくことが重要なんだと思うんです。みなさん、子育ても投資も頑張っていきましょう。

 

よーし、うちの子も幼児教育するぞーwww